萌季屋のブログ

「世界的に天候に異変が発生し、作物の価格が高騰しています。」

新聞、テレビなどメディアを通じてこの情報を知った方は多いでしょう。

一般的に、この情報からは取り分け＂価格高騰＂がフォーカスされるでしょうが、
＂天候異変＂に着目されることを願います。

コーヒー屋の観点から話すと＂コーヒーは農産物＂になります。

＂気候＂は多数の＂気象の組み合わせで、地球上のどの地域においても、
ある周期で、ある気象が繰り返しており、ある時期にはほぼ似たような
表情を見せているようです。

この＂ほぼ似たような表情＂は、裏を返せば＂同じ気候＂はないということです。

よって、工業製品と違い、自然環境の影響を諸に受ける農産物コーヒー
の作柄は年によって変わることはあたり前の話で、
特に近年の温暖化は悪影響を与えていると思います。

コーヒーの生産地に足を運ぶまでは上記のようなことは
頭の片隅にもなく、＂美味しいコーヒー＂を求めるだけでした。
恥ずかしい話です。

さまざまな産地に赴くことで、生産者たちが自然と向き合い、
時には戦い、時にはその恩恵を受け、共存していることを伺い知り、
コーヒーに対する考え方が一変しました。

現在、さまざまな地域からニュークロップ（新豆）が入荷しています。
それぞれの地域で、その年に育まれた香りや味がそこに存在しています。

コーヒーはその年の味を楽しむことができます。
また、継続して同じコーヒーを飲み続けることで
生産年による香りや味の違いも感じられるようになります。

夏季ブレンド＂カリン＂は、　夏の鈴　から命名しました。

深炒りが多い当店において、清々しさを感じる爽やかな酸味のあるコーヒーです。

濃度を低くして（さっぱり目にする）召し上がって下さい。

ミルクは×、少量のシュガーは○

できれば、ブラックで。

今日は午前中からSCAJ　RM委員会の会議に出席。
午前中はカッピング等々。
午後からは会議。
終了後、懇親会。

北海道から九州まで、その地域で活躍している
コーヒー店のオーナーの方々と会います。
その中でキャリア、年齢ともに下になる私にとって毎回勉強になっています。

梅雨が明けたようですね。

今週末より夏ブレンドをはじめます。

柑橘系のさわやかな香味に仕上げます。

お楽しみに！

日曜日の早朝には、少年少女剣士をよく見かけます。

小さい子は竹刀を抱え、
少し大きな子は重い防具を竹刀に吊り下げています。

手を振るとたまに答えてくれます。
コーヒー屋のお兄さん（だとうれしい）と少しは認知されてきたようです。

私も幼い頃剣道教室に通っていました。

礼儀も姿勢も正しくなって欲しい
自分のことは自分でできる子に
逞しく育ってほしい
など、両親には願があったのでしょう。