萌季屋のブログ

Part4からつづき。

出港間近になると、手間暇かけてつくり上げられたパーチメントは、
港付近の脱穀所で生豆の状態にされます。
その後、スクリーン（大きさ）選別、人の手による選別（ハンド
ピック）により大きさが均一で、より状態の良い生豆に仕上げられます。
 
今年度の収穫分より選別工程は現在建築中の選別所にて実施されます。
より環境が整い例年よりさらに高品質の豆が届くでしょう。。


入荷時期は当初のお知らせより遅れ、11月頃を予定しています。
入荷次第あらためてご連絡します。


現地でサポートしているPWJのスタッフとともに

コーヒー教室開催のオファーがいくつか入っています。

コーヒー教室では基本を伝えることに専念しています。

・コーヒーは農産物
・コーヒーは生鮮食品
・コーヒーはローストでかわる

当店での開催は
9/11（日）、10/16（日）
ともに10：00～12：00　です。

コーヒー教室は７、８月と休みましたが、来月より再開します。

－開催内容－
基礎編

－開催日時－
９月１１日（日）　 １０：００－１２：００
１０月１６日（日）　１０：００－１２：００

－開催場所－
萌季屋店内

－参加費－
２０００円

当店で行う教室は少人数制です。
他の教室より少し深いところまで説明します。

店頭もしくはお電話にて事前にお申し込みください。

8/21の朝刊に
近年スペシャルティコーヒーの世界の中でも、
最も上質なコーヒーを産出する生産地の一つとして知られている
パナマ　ボケテ地区のある農園でのサスティナビりティな取り組みが
紹介されています。

「農耕神の使いとして尊ばれてきた神の鳥＂ケツァール＂は、
コーヒー園の開発などにより天然林が減少し姿を消した。
農園主のリカルド・コイナー氏は、コーヒー栽培に必要なシェードツリー
（日陰をつくる樹木）を天然木でつくり、その鳥を呼び戻した。」

この農園では、コーヒーを取り巻く自然環境や
農作業を行う労働者へ配慮したコーヒー生産が実施されていることが窺えます

ご存知の方もいるでしょうが、
リカルド・コイナー氏は、今販売しているコトワ農園DON-Kの生産者。
毎年素晴らしく美味しいコーヒーを産出しています。

このコーヒー豆は、ロースターとしても焙煎し甲斐のあるもので、
生豆を見たときに直感で＂美味そう＂と感じ、わくわくしながら
焙煎しています。

まだお飲みになられていない方、是非お試しください。
少し煎りは深めですが、果実味とコクのある素晴らしいコーヒーです。

革新することが前進や進歩することにつながるのか？
伝統を尊重し、技術やその背景を理解することがいづれは革新につながる…

毎年夏季には自分に宿題を課します。
受験生が夏季に猛勉強するように。

その期間に蓄えられたものはいづれは花開くかもしれません。