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萌季屋のブログ
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東ティモール コーヒー生産地訪問 Part4
訪れたこの時期は収穫時期で、微力ながら私も収穫の手伝い
をしてきました。

コーヒーと取り巻く環境は今まで見てきた中でも特異な方で、
高木がコーヒーの木に適度な日照量を与えるべく取り囲み、
守っている様子。

その木の実るコーヒーチェリー全体が真っ赤な状態、完熟した
もののみ摘み取っていきます。
手の届かない所は、杖のようなもので枝を手元に引き寄せて
摘み取ります。
一緒に摘み取っていた女の子の厳密で素早い作業には感心する
とともに安心感を覚えました。

leste02.jpg


首から吊り下げた籠いっぱいのコーヒーチェリーは重く、
しっかりとした躯体が要求されます。

収穫後のコーヒーチェリーは、次工程(精製)に進める前に
再度完熟度を確認し、熟度の 低いもの、傷んだもの、
過熟のものははじいていきます。

handpick.jpg


次に熟度をそろえたコーヒーチェリーは、水を張った
大きな容器に入れ、比重の軽いもの(きちんと生育
していないチェリーは浮きます)をさらに取り除きます。

きちんと生育し、完熟したコーヒーチェリーのみを手動
のパルパー(果肉除去機)にかけていきます。
パルパーからは立派なパーチメント(薄い殻に包まれた
豆)が出てきます。そのパーチメントに少しでも夾雑物が
入るなり、手で取り除いていきます。
その丁寧さには本当に頭が下がります。

pulping.jpg

その後は、パーチメントに付着している粘液質を醗酵工程で
軟らかくし、水洗いで除去し、天日にてゆっくりと乾燥
させていきます。
適度に乾燥したパーチメントは、出番が来るまで生まれ
育った環境の下で休みます。

つづく。
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東ティモール コーヒー生産地訪問 Part3
 コーヒーの木の品種はティピカで、ポルトガル植民地時代(1815年)に
ブラジルから持ち込まれたのがはじまりとされています。
それ以後、農薬や化学肥料を一切使わずに栽培されてきました。

ティピカは繊細で栽培が難しい品種であると聞いたことがあります。
その木がのびのびと成長している姿から、それを取り巻く環境が素晴らしく
良いことが窺えます。
取り巻く環境とは、
自然のみならず、そこで生活し生産している人々も含まれます。

ティピカは原種の一つで、世界におけるコーヒー栽培のきっかけとなった
品種です。
エチオピアから持ち出されたこの品種は、
イエメン、インド、インドネシア、オランダ、フランス、西インド諸島へ
と伝わりました。

ブルボンのイメージが強い(過去)ブラジルからティピカがどのように
東ティモールへ渡り、移植されたのかは不明ですが、
コーヒー伝播の歴史から…
ブラジルにはじめてコーヒーの木が持ち込まれたのは、フランス領ギアナ
から流出した木、つまりティピカ。
その木はアマゾン流域のパラ州へ導入され、その後、
リオデジャネイロに移植され、本格的なコーヒー栽培につながりました。
その子孫が東ティモールに渡ったのかもしれませんね。
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お盆期間の営業について
お盆期間の営業についてお知らせ致します。

お盆期間中も営業致します。
ただし、13日(土)〜16日(火)は休日の営業時間となります。

ご来店お待ちしております。
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東ティモール コーヒー生産地訪問 Part2
タタマイラウの故郷 エルメラ県レテフォホへ

 日没前にディリ空港に到着しましたが、
そこからの陸路は約3時間の道のりで、
街灯がなく、また、悪路(とは言っても今までの
経験ではかなり良い)を進んでいきます。

軽快なドライビングで予想より早く到着。PM11時前。
当店が使用している東ティモールコーヒー(タタマイラウ)
の故郷"レテフォホ"です。

空を見上げると満天の星空。
コーヒー生産地の共通点、その美しさに見惚れます。

因みに、レテフォホとは
"レテ"は"頂上"、"フォホ"は山の意味で、
つまり山の頂上となります。

翌朝、名前の由来通りのレテフォホから見渡した景色は爽快で、
自然の豊かさに圧倒されました。

また、朝晩はかなり冷え込み、
良質なコーヒーを産出する条件にかかすことのできない
明確な"昼夜の寒暖差"を確認しました。

コーヒーの生産地は、日本の四季とは違い、雨季と乾季の2季があります。
この時期レテフォホは乾季で、またコーヒーチェリーが真っ赤に完熟する時期でもあり、
収穫の真っ最中に訪問しました。

つづく。

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東ティモール コーヒー生産地訪問 Part1
7/20~25まで東ティモールのコーヒー生産地を訪問し、
その生産工程や今年の出来を 確認してきましたので、
報告いたします。

-21世紀最初の独立国 東ティモール-
南半球。オーストラリアの北西に位置する『21世紀最初の独立国』
東ティモールは、2002年にインドネシアから独立し、
今年で10年目になります。

3方を海で囲まれた国土の面積は、日本の首都圏4都県
(東京、千葉、埼玉、神奈川の 合計面積)とほぼ同じ大きさで、
約106万人(2010年)が生活をしています。

主な産業は農業で、輸出用作物としてはコーヒーが筆頭に
あげられています。
以前新聞にも掲載されていましたが、石油や天然ガスが
国家財源として期待されています。

日本から同国までの道のりは長く、空路は複数ありますが、
今回はバリ島デンパサール経由。
日本からデンパサールまで約7時間半、デンパサールから
東ティモールの首都ディリまで 約3時間の長旅でした。

コーヒーの生産地は、さらに陸路で約3時間かかります。

つづく。

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